アニメ ラブライブ!スーパースター!! #8 「結ばれる想い」感想
こんにちは。むっちゃんです。
負い目
母が神宮音楽学院の生徒だったこと。学院の再興をしようとしていたこと。父が反対して家を出たこと。母がその後過労で亡くなったこと。すべて恋の口から語られました。
いえ、今までの私の態度を考えれば仕方ないです。
恋は勝手に自宅まで押し掛けたかのん達に怒るどころか、学校のことを誰にも話さないようお願いしてます。
かのん達のスクールアイドル活動に反対してきたことに、負い目を感じているようにも見えますね。
スクールアイドルじゃなければ、いくらでも応援してあげられますから。
4話 街角ギャラクシー☆彡
本来であればかのん達のことだって応援したかった。それでもスクールアイドル活動を応援するわけにはいかなかった。もしかしたらスクールアイドル活動に反対することさえ不本意だったかもしれません。
この場面で、恋が背中を見せているところが私は気になりました。かのん達に弱みを見せていることを暗に示しているように感じられて。
今までの関係性(負い目)がそうさせるのか、或いはかのん達の真摯な態度への信頼か。
後日、各科の生徒と話し合おうと動いてくれたかのん達に、自分の発言で困らせて申し訳ないと謝意を述べるものの、やはりスクールアイドルをやめてほしいとお願いします。
7話での公約違反然り、恋は自分が正しいと信じていることを実行できる強さを持っています。しかし、心優しいので、その行動には迷いや躊躇いが付きまといます。いつか身を滅ぼしそうで危なっかしい。
良く言えば覚悟がキマってる、悪く言えば暴走していると言えますね。
分断
最初の学園祭は、音楽科をメインに行うことを決定しました。
7話 決戦!生徒会長選
生徒会長 葉月恋の発言により、混迷を極める結女。
一切関わるなって言ってるわけじゃないんだよ!
ワガママ言ってるのは普通科の子達じゃない?
話をしに来たかのん達をあしらう音楽科の生徒達。
手伝わせてあげる、みたいな話でしょ?
澁谷さんはスクールアイドル続けたくないの?
私達、応援してるんだよ?
音楽科への苦手意識を剥き出しにする普通科の生徒達は、話をしに来たかのんに詰め寄ります。
結女を創立した恋の母、花さんの願った姿とは正反対の状況に。
後悔
実は恋ちゃん、当初は母と同じようにスクールアイドルで学校を盛り上げようと考えていました。
ですが、大好きな母が愛したはずのスクールアイドル活動の記録は、どこを探しても見つかりませんでした。
不可解。
大切な人の、大切なはずの思い出の記録が、写真の一枚も残されていなかった時、あなたはどう考えますか?
黒歴史という言葉も世の中にはあります。意図的に思い出を消したのだとすれば、後悔していたのではと考えるのも無理はないです。
恋は、自宅も学校も徹底的に探しています。探せば探すほど、見つからないという事実に疑念が強まったことでしょう。
スクールアイドル活動を後悔していたようにはどうしても思えない
しかし、かのんはたとえ廃校阻止が叶わなくても、花さんは後悔していないはずだと確信を持っています。
それは、自身にも同じような経験があったから。
でも、ぜんぜん後悔してないんだ。だって、可可ちゃんと約束した、最高のライブができたから。
3話 クーカー
全力で駆け抜けて、楽しんできた軌跡には、後悔なんてするはずもない。
ラブライブ!のこの世界観が好きなんですよね。(唐突な告白)
この世界観はかのんにも受け継がれていました。
同じ場所で想いが繋がっていてほしい
花さんは、「同じ場所で想いが繋がっていてほしい」という言葉を残しています。そして、その言葉の通りに、花さん達のスクールアイドル活動の記録は、部室の宝箱に残されていました。
いつの日か同じ地に学校を再建したときに、かつての自分たちと同じようにスクールアイドルを目指す子達に、自分達の想いを繋げたいっていう思いを感じます。
結ばれる想い
対立を深める普通科と音楽科、自らの発言について釈明する葉月恋。
バラバラになった結女で、かのんによって花さんの活動日誌に綴られた想いが語られます。
でも、私達は何一つ後悔していない。
学校が一つになれたから。この活動を通じて、音楽を通じて、みんなが結ばれたから。
最高の学校を作り上げることができたから。
葉月 花
頭を垂れる生徒達。
花さんの言葉に触れ、創設者として、この学校の大先輩として花さんの言葉に共感したからこそ、今までいがみ合ったことを恥じているのかなって思ってます。
母の真意を知り涙する恋。
在りし日の記憶、眩かった記憶にはもう後光は差しておらず、母の言葉も鮮明に蘇る。
恋、スクールアイドルは、お母さんの最高の思い出。
葉月 花
母の想いに触れ、涙する恋に拍手を贈る生徒一同。
ノリいいなおまえら❗✊😁
同好会に誘われるも、今までの行動に申し訳なさを感じて躊躇う恋に吹く風。
母、花さんが行ってらっしゃいと言っているのが聞こえてくるようですね。
ノリいいなおまえら❗✊😁(2度目)
結女のみんなが一つに結ばれたあの全校集会の延長戦のようです。
あの全校集会で、創立者の想い、恋の涙を目の当たりにしたからには、恋がスクールアイドルの一歩を踏みだす瞬間まで見届けないわけにはいきませんよね?
少なくとも私が一生徒でも、この瞬間は見届けたことでしょう。お巡りさんこっちです
最後に
8話はラブライブ味を一番感じられて好きな回のひとつですね。
今までは、シリーズを通してスクールアイドルである間しか描かれませんでした。卒業したその先の進路をどうするか考える描写はあっても、進路そのものは描かれていなくて。
でも今回、初めてスクールアイドルの夢の先が描かれたんですよね。
葉月花さんがスクールアイドル活動を通じて見た学校再建の夢。それを本当に叶えてしまったという事実だけでも、今までラブライブ!!を見てきた私達にはどうしようもなく刺さる。
そこまでにどんな困難があったのかは想像に任せる他ありませんが、最高に楽しい思い出があったからこそ乗り越えられたことだけは言えるでしょう。
そして、そんな夢の果ての上に、ラブライブ!スーパースターはある。
次回はこちら↓
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